2008/08/17

偉業(ネタバレあり)

久しぶりにレンタルDVDしました。
今回は ライラの冒険と ジャンパーと プレステージ
気が向いたら全部書きますが、向かなかったら今日だけかも(笑)

そんな訳でプレステージでございます。
今日のタイトルの「偉業」はこの「プレステージ」の訳で表示されてる単語
手品の段階を示す言葉だそうで、その最終段階を意味するらしいです。

内容は19世紀末の2人のマジシャンの愛憎と復讐劇…っていうと簡単すぎるなぁ(^^;
ま、でもそうなんですよ、ストーリーはあんまり無いといってもいいかも
この復讐合戦が凄いんですわ、最後までやってやられての繰り返し

で、この映画素晴らしく構成がよろしいっっ
あちこちに張られた伏線、場面展開、時間軸の展開がとても見ごたえがあります
色んな場面での様々な対比がとても見事で、目を離すといつどんでん返しが来るかわからない
実に脚本と編集がすばらしく、久しぶりに とっても見ごたえのある映画でした

幾つかの謎は、実はさほど解り難いものではなく、途中で後半の謎解きの解はほぼ解けます
でも、それを置いても映画の構成が本当にいいので、見ていて飽きません
狂気を抱えた2人のマジシャンを演じるヒュー・ジャックマンとクリスチャン・ベールもいいです
特に、クリスチャン・ベールが、もう、いいわぁぁぁぁぁっっ
本当にこの人、静かな狂気と苦悩を演じさせると右に出るものがいないですなぁ
1作目のサイコのノーマン・ベイツでさえも彼には叶わないっ!と思う私です
……今まで何度書いたか知れませんけどね、本当に子供の頃かわいかったのにー(;▽;)

……と、ここまで持ち上げといて このレビューの最後を見ると、とっても評価が低いんですが…
とっても、よかったんです、本当に良かったんですこの映画。
ただ1点を除いては。

その1点とは、ヒュー・ジャックマンのマジックのタネ
本当にこれで全部台無しなった感じです、私には
折角 時代設定がそこなんだから そんなタネじゃなくていいのにーーーーー!!
と言いたくなるんですよ
そこでそれを持ってきたら めっちゃ興ざめじゃん( ̄◇ ̄; って感じなんです

それで映画の世界観が わややねんな事になってしまったので評価が一気に急降下しました
いいんだけどなーだめだよぉ(笑) そんな映画です

話/設定 
編/構成 ★★★★★
画/構図 ★★
音/音楽 ★★
役/演技 ★★★★★
総合  ★★

2008/08/07

データベースアプリで最も重要な事

…正直、こんな事を書く事になるとは思わなかった(笑)

プログラマには色んなタイプがあります
といっても性格とかじゃなくって 作るプログラムのタイプによって、です

私の場合は Windowsの基幹系データベースアプリの ぷろぐらまっ★
Windowsは置いておいて、基幹系っていうのは企業の主な業務に携わるもの全般のこと
その業種特有のものの他、会計や売上管理、在庫管理、給与や人事なども含みます
往来は帳簿などで管理していたそれらの情報を、コンピュータで扱えるようにするアプリを
作成、管理するような仕事です
んで、データベースはそれらの情報を蓄積・加工したものの事です


…いかん、危うくその目的とかまで語りかけた…130行位書いて我に返って削除(爆)


データベースで…というより、コンピュータでもアナログでもなんでも
情報を管理する上で一番大切な事はなんだろう?と最近考えたわけです


それは 必要な情報を 必要な時に 必要な形で 取り出せる事だと思うのです


データベースはそれを コンピュータで簡単に出来るように考えられた 一種の思想であって
情報処理の考え方の一部であると思っています
特に その必要な情報を探し出す速さ、必要な形に加工する早さ、
また同じ情報を 何度も入力しないで活用する事に秀でています


話を元にもどして、では 情報を取り出すのに最も重要な事はなにか? というと、
そこはデジタルもアナログも一緒で 目録 目次 索引 付箋 しおり になるわけです
これをデジタルな事で考えると Index Key や 今なら Tagなどになります

特に重要なのは 目録/目次です、これらはどの情報が何処にあるかを確実に指し示します
目次には頁や章などが記載されており、それによって情報のありかを迷うことなく探せる訳です

何故迷わないのか?それは 頁や章がそれぞれの情報ごとに重複しないから他なりません
つまり 必要な情報を正しく確実に取得するには その情報には他の情報と確実に区別のつく
特別な情報を必ず持っていなくてはなりません。
それらが プリマリーキーやユニークキー 一意キー キーインデックスなどと呼ばれる
1つの情報に1つずつ 重複しない値(例えば頁) もしくは値の組合せ(例えば章/段落)になります


…すいません、それが無い情報管理が 世間に一杯ある事を ここ数年で知りました(滝汗)


実は 以前つぶやいた関口(仮名)さんのネタもそうです。
あるリストを作れといわれましたが、そのリストで何かを発見しても
それがどこのどのデータを指し示すか 全く分からないというシロモノでした
なので私が言った台詞が「お客様はなんのDataが欲しいんですか?」になる訳で
それで黙っちゃう辺りが 一番重要な所がかけてるとしか言い様がないのです

この時はそこまで考えなかったんですが、今担当してる幾つかのシステム、
まぁ結構古いものもあるんですが、あたらしいのもあったりするわけで
データの一意性が分からない様子が あちこちに伺えるシステムだったりします

情報管理を生業としてるものとして その部分が欠けているのは致命的だと思うのですよ
プログラムは確かに プログラマが作りますが、基本概念として抑えていて欲しいなと
思うわけですよ、えぇ(涙目)