見たくない人は要スキップ。
なので、★から先に書いちゃおう。
pieta的「容疑者Xの献身」
話/設定 ★★★★★
編/構成 ★★★
画/構図 ★★★
音/音楽 ★★★
役/演技 ★★★★
総合 ★★★★
総合では3.8位で(笑)
実は私、東野さん、嫌いなんです(爆)
いや、小説家としてはスバラシイ才能の持ち主だと思うんですよ。
彼の小説はスゴイし、本当に面白い。
だけど、彼のお話って 結構最後 いやーん(T△T)なのが多いじゃないですか(笑)
超お気楽ハッピーエンド派の私には ちょっと好みじゃない訳です。
だったんだけど、TVドラマが評判だったし、試しに1度みたら面白かったので
短編2冊を買って読んだから、あららお気楽でいいじゃない?と思って今回の原作購入……
うーん、これ 湯川先生じゃなかったらやっぱり厳しかった( ̄▽ ̄;
容疑者Xが主人公の目線だけでかかれてたら立ち直れない、私。
湯川先生があくまで主役の立場だったから 面白いって言えてます。
で、映画の方もなかなか面白かったです。
特に 堤さん、よかったわぁー。
なんだけどー、原作を読んじゃってると…
堤さんが原作のイメージより カッコよすぎる(笑)
凄く猫背になって、ちっちゃくちっちゃくなってるんだけど、
元のスタイルがいいし、いくら白髪入れてやぽったくしてても、
そんなに ヒドイいでたちではないのよねー(^^;
あんなにスタイリッシュで細い福山君の隣にいて 湯川先生が
最初に疑問を持つシーンでも そんなに劣等感を感じるほどじゃないだよ。
堤さんの演技が良かっただけに 逆にそこが気になってしまった(笑)
構成としては 堤さんが最初にお隣さんに行った時の事が後回しになるのは
映画的にとてもよかった。
山のシーンとかも無くても良かったかもと思いつつ、堤さん最後の決断を下す
という場面にあれがなるのかなーとも思ったので まぁよしとしましょう。
若干勿体無いなーと思ったのが、コウちゃんとのからみ。
小説でも草薙さんと結構 やり取りをしてるので、その位には絡んでほしかった。
あれじゃ コウちゃんの意味があんまりないじゃん。
色っぽい話じゃなくても、原作で草薙さんが悩んだ位に コウちゃんにも悩んで欲しかった(笑)
1つ納得がいかなかったのが、松雪さんに福山くんがネタばらし(?)をするシーン。
…あれって、この小説の一番の見せ場じゃなかったの?
あれが、ちょろっとしかなくて、その後の福山くんと堤さんのシーンで
映画では ネタばらしになってるんだけど、原作のようなインパクトがない。
あれは 絶対必要なシーンだと思うんだけどなー
そして それを見守るコウちゃんが(笑)
そんな訳でちょっと 不満があるけれど全体的には面白かったです。
でも 映画の前には原作を読むのがオススメですよね
やっぱり あのネタばらしは 原作の方がインパクト大(笑)