2008/10/26

容疑者X(かなりネタバレ)

今回はかなりネタバレ、しかも映画原作ともにばらしちゃうので
見たくない人は要スキップ。
なので、★から先に書いちゃおう。

pieta的「容疑者Xの献身」
話/設定 ★★★★★
編/構成 ★★★
画/構図 ★★★
音/音楽 ★★★
役/演技 ★★★★
総合 ★★★★

総合では3.8位で(笑)

実は私、東野さん、嫌いなんです(爆)
いや、小説家としてはスバラシイ才能の持ち主だと思うんですよ。
彼の小説はスゴイし、本当に面白い。
だけど、彼のお話って 結構最後 いやーん(T△T)なのが多いじゃないですか(笑)
超お気楽ハッピーエンド派の私には ちょっと好みじゃない訳です。

だったんだけど、TVドラマが評判だったし、試しに1度みたら面白かったので
短編2冊を買って読んだから、あららお気楽でいいじゃない?と思って今回の原作購入……
うーん、これ 湯川先生じゃなかったらやっぱり厳しかった( ̄▽ ̄;
容疑者Xが主人公の目線だけでかかれてたら立ち直れない、私。
湯川先生があくまで主役の立場だったから 面白いって言えてます。

で、映画の方もなかなか面白かったです。
特に 堤さん、よかったわぁー。
なんだけどー、原作を読んじゃってると…

堤さんが原作のイメージより カッコよすぎる(笑)

凄く猫背になって、ちっちゃくちっちゃくなってるんだけど、
元のスタイルがいいし、いくら白髪入れてやぽったくしてても、
そんなに ヒドイいでたちではないのよねー(^^;
あんなにスタイリッシュで細い福山君の隣にいて 湯川先生が
最初に疑問を持つシーンでも そんなに劣等感を感じるほどじゃないだよ。
堤さんの演技が良かっただけに 逆にそこが気になってしまった(笑)

構成としては 堤さんが最初にお隣さんに行った時の事が後回しになるのは
映画的にとてもよかった。
山のシーンとかも無くても良かったかもと思いつつ、堤さん最後の決断を下す
という場面にあれがなるのかなーとも思ったので まぁよしとしましょう。

若干勿体無いなーと思ったのが、コウちゃんとのからみ。
小説でも草薙さんと結構 やり取りをしてるので、その位には絡んでほしかった。
あれじゃ コウちゃんの意味があんまりないじゃん。
色っぽい話じゃなくても、原作で草薙さんが悩んだ位に コウちゃんにも悩んで欲しかった(笑)

1つ納得がいかなかったのが、松雪さんに福山くんがネタばらし(?)をするシーン。
…あれって、この小説の一番の見せ場じゃなかったの?
あれが、ちょろっとしかなくて、その後の福山くんと堤さんのシーンで
映画では ネタばらしになってるんだけど、原作のようなインパクトがない。
あれは 絶対必要なシーンだと思うんだけどなー
そして それを見守るコウちゃんが(笑)

そんな訳でちょっと 不満があるけれど全体的には面白かったです。
でも 映画の前には原作を読むのがオススメですよね
やっぱり あのネタばらしは 原作の方がインパクト大(笑)

2008/10/18

木霊する別れ

子供って…というか、人間って
「…なーんでそんなどーでもいーよーなことをー?( ̄◇ ̄;」
って 事をなんか張り合うってことありません?

私の今仕事してる場所は、丁度オフィスな街と住宅な街の堺あたりにありまして。
通勤ラッシュ時は 降りる人も乗る人も凄く多くてごった返す駅です。

そんな仕事が例によって暇すぎて、定時で帰る時のこと。
駅へ向かう裏道を どこかで遊んで帰る途中らしき 小学生の低学年の集団と遭遇。
すれ違って直ぐ後ろで みんなばらばらになるらしく、
「ばいばーい♪」という声が…


…声がだんだんでかくなって、居た人数よりも回数も多い(爆)

誰か一人が ちょっと大きな声で「ばいばーい!」と叫んだのを筆頭に…
ばいばーーーい!!

ばいばーーーーーい!!!

ばいばーーーーーーーい!!!!!


その後しばらく絶叫Modeの「バイバイ」が夕方の街に木霊しておりました(爆)
な、なんというか…( ̄▽ ̄;
ほほえましい風景でございましたよ、えぇ(笑)

2008/10/12

企画力

昔は嫌いだったんですけど、大人になったら結構買物が好きになりました。
実際には買物というより、売ってるものを見るのが。
この店はどんな客層に対してどう動機付けをして企画して商品を展開してるのか?
そんな感じでみるのが 好きなんですねー

……それを普通は買物とは言わない気もするが、それはあっちにおいておく

特に好きなのは ねずみーリゾート(笑)
ここには この私の 買物リミッターを外してしまう恐ろしい魔物、ドナ○ドがいるので 、
ホントにショッピングゾーンとしても 私には非常な危険地帯ではあるんですが、
それ以外にも、たまに面白いもの買っちゃうんですねー危険だー( ̄▽ ̄;

本当に ねずみーは 企画力がすごいなーと 毎回行くたびに感心してしまいます。
特にスゴイと感じるのは「常に同じである安心感」と「いつも違う新鮮さ」が同居してる事。
リピーターを作る一番の要素である この二つが 常にあることが凄いなーと思うのですよ。

関連してますが、もう一つのリピート要素は 私は「コレクション」にあると思ってます。
同じでありながら毎回微妙に違うものがあると、欲しくなるんですよねー(笑)
しかもこの「コレクター」度はリピート回数が多くなれば多くなるほどUpしていくもの。
……わかってるのぉ、わかってるのよぉぉぉっ←策略にはまりまくり
えぇ、えぇ、今回も ドナはもちろん、くだらない(爆)小物を買ってしまいましたよぅっ

そんな感じで、行くたびにねずみーらんどには感心しきりなんですが、
今回のハロウィンは その企画力に本当にうなりました。
以下、ねずみーらんど今回のハロウィンの結構ネタバレになるので、これから行く予定とか
知りたくない人は ここで離脱をお願いします(爆)




さて、今回のハロウィン、ハロウィンとしてのパレードが2種類あります。
昼のパレードと夜のパレードなんですが、これが今回唸った理由です。

昼のパレードが「レッツゴー ヴィランズ」 夜のパレードが「バンザイ ヴィランズ」
この二つのパレード、フロートも構成も途中のダンスも物語も終盤近くまでほぼ同じ。
基本ストーリーは ハロウィンパーティーに 悪役達が乗っ取ろうとやってきて、
ゲストを言いなりにさせようとするのを、キャラクターと一緒に
「やだやだだめだめむりむり♪」ダンス(爆)を踊ってパーティーを守るというもの。

二つのパレードは前フリも ゲストのダンスも全く同じ。
夜のが始まる前は「なんだー昼のパレードのライトアップヴァージョンかー」と
正直 思ったくらいです。

なんですがー
キャラクターと悪役達の 立ち位置が全て正反対になります


昼のパレードでは キャラクターがフロートに乗ってきて 途中ヴィランズが登場し
それを ゲストとダンスで 退治するという構図
夜のパレードでは 昼キャラクターが乗っていた位置に ヴィランズがのって現れ
途中から キャラクターが昼間のヴィランズの位置に登場
ゲストとダンスでヴィランズを退治

…じゃなくて、ねずみー帝国の帝王が「勝ち負けじゃない、皆で楽しもう!」と
のたまわれるという、なかなか面白い 終り方になります

始まってみて「ん?昼間と音楽、微妙に違くね?(・_・;」と思った時点で
予想はついたんですが、最初「なんだー」と思った分というか、
正直見てて本当に面白かったです。

殆どのものを全く変える事なく ちょっとした発想力でこれだけ面白いと思わせる
根本的な企画力というのは すごいなぁと 改めてビックリしました。
お金でもなく、ほんの少しの変化と 逆転の発想で これだけの面白さが作れるんですね。

同じでありながら新鮮であること、それがねずみーの企画力と面白さだと解っていたつもりだったのに
なんか、すっげー サワヤカすぎるやられた感を味わって帰ってきたハロウィンでした(笑)

2008/10/10

哲学的バトン…だそうなんだが。

mixiのお友達内で盛り上がってる 哲学的バトン
お外でやることにしたのでリンクはおなじみ さくらさんとこにしておこう(笑)

本人には無 家族には喪失
友人には哀しみ 殆どの人には目にしても気にしない日常

時間
平等に流れ 不平等に感じる
気がつかなければ 全く意味の無い単位

信頼
最も美しい 砂上の楼閣
最も堅牢な 城の石垣

至福
いつも 身近にある一瞬
なのに 得がたい一瞬

無駄
いらないもの
余裕 ゆとり 余白 遊び 猶予 と間違えるもの

写真
記憶を補完するもの
記憶を操作するもの

アート
抑えることのできない叫び
時代も空間も人種も性別も言葉も超える叫び

情熱
魂のエンジン
狂気への序章

家族
いつか帰るところ
いつも心が帰るところ

好奇心
本能
欲望

肉体と精神の緊張緩和
現実を逃避し 現実に立ち向かう瞬間充電期間

ただの記号の羅列 楽しくて難解で人生に
どれだけ必要かわからない ただの記号の羅列

難儀とか
頑固とかが枕詞

掃除
決心と勇気が必要で
終ると達成感があるのに拍子抜けすること

電気信号と化学反応
にも関らず そうではない存在と認識し得るなにか

生物学的繁殖期
または 恋の季節

記憶
3日経つと忘れるもの(マテ)
蓄積される脳内ライブラリ

不思議
全てのこと
この世には、不思議ことしか無いんだよ

友人関係
稀にだが地獄をみる事のある
普通は 楽しく 有意義な 関係

生きてる間は手に出来ないもの
見つけるのは難しいが 意味がそもそもないこと

正義
一番間違って使われる意味は「大義名分」
もしくは「狂気」

青春
自分的にはカタカナの方がしっくり来るのは何故だろう?
とさっきから考えてるもの

対話
狸と狐が会話する場合をあらわす
実務者レベルという裏がある

平和
理想
限りなく無理で一番欲しい現実

無限
ありふれていること
心の平安を保つためにあえて無いと思うもの

人それぞれに思いを寄せる花
日本という国のアイデンティティとして一番美しい花

あはれ をかし
わび さび



……確かに 悪魔の辞書になっていくわ(笑)
どうせ 理数的社会学思考の人間に哲学的なもんが出るとは思わなかったんで
本人的には 文学的な路線を狙ったんですけど

やっぱ、あれだ、根が悪魔なんだψ( ̄∀ ̄)ψ うけけけけっ♪